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「最も長い日本語タイトルの本は114文字」

長いタイトルの本、楽曲が増えているといいます。
長い名前の本と聞くと、真っ先に片山恭一「世界の中心で、愛をさけぶ」(2001年、12文字)が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。元ネタになったアニメ・新世紀エヴァンゲリオンの最終話は「世界の中心でアイを叫んだけもの」(15文字)、エヴァの引用元であるハーラン・エリスンの作品は「世界の中心で愛を叫んだけもの」(1969年、14文字)なので、こちらのほうが少し長くなります。

有名な作品でもタイトルはすごく長いという本があります。
それがダニエル・デフォーの「ロビンソン・クルーソー」(1719年)です。
別に「ロビーーーンソンクルーーーソーーー」とかではなく、英語の原題は以下の通り↓
「The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe of York, Mariner: who lived Eight and Twenty Years, all alone in an uninhabited Island on the coast of America, near the Mouth of the Great River of Oroonoque; Having been cast on Shore by Shipwreck, wherein all the Men perished but himself. With An Account how he was at last as strangely deliver'd by Pirates. Written by Himself」(68語)
ロビンソークルーソー
日本語訳するとこんな感じでしょうか。
「ヨーク出身の船員ロビンソン・クルーソーの生涯と、その驚きに満ちた冒険の記録:遭難した船の唯一の生き残りとして、最終的には偶然にも海賊に発見されるまでアメリカの大河オロノキーの河口海岸付近の無人島で28年間一人で生活してきた男が自らの体験を記した本」(121文字)
正式な邦訳タイトルは見つからなかったのですが、だいたい125文字ぐらいだったといわれています。ちなみに初めて日本に入ってきたときは「魯敏遜全伝」(1873年、5文字)という名前でした。簡潔でよろし。

しかし、最近の日本の本にはロビンソンに負けない勢いがあります。
代表的なのが現代美術家・イチハラヒロコの「雨の夜にカサもささずにトレンチコートのえりを立ててバラの花を抱えて青春の影を歌いながら『悪かった。やっぱり俺…。』って言ってむかえに来てほしい。」(72文字)です。
これだけ説明くさいタイトルでも、内容が全く想像できないのが不思議なところです。

日本一長いタイトルともなると、桁が違います。
美術家・横尾忠則の新書は、「悩みも迷いも若者の特技だと思えば気にすることないですよ。皆そうして大人になっていくわけだから。僕なんか悩みと迷いの天才だったですよ。悩みも迷いもないところには進歩もないと思って好きな仕事なら何でもいい。見つけてやってください。」(114文字)
これだけ長いと私の打ち間違いが心配になります。現代美術といわれるものは良くわかりません。型破りだったら、それでいいのでしょうか。

長いタイトルで人目を引くとともに、話し言葉を使って買い手との心理的な距離を縮める。奇を衒ったようなタイトルの下にも、したたかな販売戦略が透けて見えます。

ちなみに一番長い邦楽タイトルは、BEGIN「それでも暮らしは続くから 全てを 今 忘れてしまう為には 全てを 今 知っている事が条件で 僕にはとても無理だから 一つづつ忘れて行く為に 愛する人達と手を取り 分けあって せめて思い出さないように 暮らしを続けて行くのです」(100文字)だそうです。歌詞はこのタイトルより短いとか。
一方世界一長い演奏時間を持つ楽曲は間違いなくジョン・ケイジの「Organ2/ASLSP」です。演奏時間639年は伊達ではありません。
参照:>>世界一長い楽曲


追記:私は長いタイトルというと、乙一「夏と花火と私の死体」、Mr.Children「友とコーヒーと嘘と胃袋」、ゲーム「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」、フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」、が出てきました。

他にもこんなのがみつかりました。
平田オリザ「新版・十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本」(78文字)
高田七穂「マンションは何千万円もして人生最大の買い物なのに高いか、安いかわからないしどうやって選んだらよいかわからない人が読む本 エクスナレッジムック」(69文字)

著者の短くまとめる力が足りないのでしょうか。
それとも読者のタイトルから想像する力が弱くなっているのでしょうか。
どちらにしろ、著作から引用する際の使い勝手の悪さを考えてほしいものです。

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関連項目:
>>大きすぎて絶対に書き表せない数
>>日本一長い名前の植物
>>世界最大落差の滝
>>世界一長い楽曲
>>世界最長の生物
>>史上最高額面の紙幣
>>芸術の価値
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