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「世界最長の生物:クダクラゲ」

世界中で目撃されるUMA(未確認生物)の多くは、その巨大さを売りにしています。ネッシー、ムカデクジラ、クラーケン、シーサーペント、etc...どれも常識では考えられないほどの大きさをもって語られています。
巨大化傾向は特に水棲系のUMAにおいて顕著です。それだけ水中、特に海には人の目が届いていないということなのでしょう。しかし水中に巨大未確認生物が実在すると考えるのにはある程度合理的な理由もあります。水の中では重力の制約を受けないため、陸上よりも容易に大きく成長することが出来るのです。

実際、単一の生命として史上最大の生物は海生哺乳類であるシロナガスクジラです。最大体長は32m、体重は200tに及びます。

さらに、海中には個体として史上最大の生物がいます。
それがクダクラゲというクラゲの一種です。

クダクラゲ

画面の奥に向かってフェイドアウトしていくほど長いです。体長は40mを超え、中には50m級もいるそうです。

この動物は別々の個体(ヒドロ虫、ヒドロゾア)が集まって1つの生物として活動する群体生物です。もともとは別の生き物であるヒドロ虫が集まることで、それぞれ遊泳機能、捕食機能、生殖機能、消化機能、群体を守るための防御機能などに特化しています。

クダクラゲの生息する深海600~1000mの酸素極小層では、外敵がいない代わりにエサも少なくなります。そのためバラバラに行動するよりも、一箇所に集まった方が効率よくエサを見つけられるわけです。体が大きければ近くを通りかかった獲物は全て捕まえることが出来ます。経済学で言う規模の利益を追求したカタチなのでしょう。
Praya dubia
クダクラゲ
たくさんのクラゲが連なっているのが判ります。

クダクラゲの構造を見ると、ひたすらたくさんのヒドロ虫=胃が繋がって、その胃からそれぞれ触手が垂れている、といった感じです。遊泳担当が海中を移動し、捕食に特化した個体がエサを獲ってきて、消化担当が消化し、生殖担当が仲間を増やして、防御担当が群体を守る。すばらしい分業関係です。

ここで思ったのですが、捕食と消化以外のヒドロ虫からすると自分は何も食べてないのになんとなくお腹いっぱい、みたいなことになるのでしょうか。
食べることが何よりも好きな私からすると、とても耐えられないようなハードな役回りです。せめて触手ぐらいにはなりたいと思います。

以前自爆するアリのところで触れた「the FUTURE is WILD」には似たような未来生物が登場します。それがオーシャンファントムです。
Ocean phantom

1億年後。捕食、遊泳(帆)、浮(土台)、防御、消化を専門に担当する何千ものクラゲが集まることで、クダクラゲはオーシャンファントムという未来の大浅海を支配する恐ろしい捕食者に進化しています。

ここでも自分ではエサにありつけないクラゲがいるようです。しかも浮とか...不憫すぎます。

生き残るためには手段を選ばないのが生物の進化の過程です。そのなかでこういった合体メカみたいなのが登場するのも、そう遠い日ではないかもしれません。


追記:クダクラゲの中には、胃から伸びる触手は自分の分のエサしか獲らない、という種類もいるようです。

↓せめて触手くらいにはなりたい、と思ったら↓
e_02.gif 

関連項目:
>>大きすぎて絶対に書き表せない数
>>世界一脚の数が多い生き物
>>世界最大落差の滝
>>世界最大の自走式機械
>>長いタイトルの本
>>アベコベガエル
>>雀入大水為蛤
>>ヘンペルのカラス
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