「世界最大の自走式機械 バケットホイールエクスカベーター」巨大機械といえばまずロケットや宇宙ステーションなどが思い浮かびます。
しかし、人類は地上でも超巨大な機械を生み出してきました。
現在稼動しているなかで最も大きな自走式機械は、ドイツ製露天掘り用採掘機:
バケットホイールエクスカベーター(Bucket Wheel Excavator=BWE)です。
とくにMAN Takraf社が製造したRB298は地上最大の自走式機械としてギネスブックに認定されています。
Bucket Wheel Excavator

気になるその大きさですが、
全長 240m
全高 96m
総重量 1万3500t
消費電力 16メガワット(キロワットではない!)
これは1978年に完成した有名なクルップ社製のBagger288のデータです。
設計に5年、建造にさらに5年、総工費130億円をつぎ込んだ高価な
走る採掘機です。
この大きさになると製造ではなく「建造」なのですね。
初代ガンダムは全高18m、総重量43.2t、ジェネレーター出力1380kwという設定でした。
しかしこのBWEはガンダムの13倍強の大きさと312倍の重さを誇り、出力に至ってはガンダム120機分に相当する電力を食いつぶしています。
参照:>>
ガンダム00しかもその巨体に似合わず自走式=牽引ではなく内蔵されたモーターで稼動しているので、12本のキャタピラを駆使して分速10mの速度で移動することができます。ただし操作には巨大な外部電力(ガンダム120機分)と5人の作業員が必要になります。
そのためトイレ、風呂、台所完備です。なんなら住めます。
↓走ってます

名前の由来は、ホイールについているバケット(入れ物)。
直径21.6mのホイールには容積各6.6m
3の
18個のバケットが付いていて、地面に押し当てることで削り取るようにして採掘を行います。
ガリガリ削っていく部分

あまりにも巨大なため、Google Mapでも映っています。
2001年2月にドイツのHambach炭田を掘りつくした際には、22キロ先のGarzweiler炭田まで3週間かけて自力で移動したそうです。70人の作業員と
1500万マルク=1.3億円の費用をかけたとか。
スターウォーズやマトリックスでも登場した巨大機械。
なんだかSFの世界の話ですが、今日もBWEは世界のどこかで大地を削っています。
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