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「プチプチをつぶしてしまう心理」

精密機器や割れ物などを梱包するときに使う気泡緩衝材=通称「プチプチ」。
8月8日は「プチプチの日」でした。

プチプチつぶしはストレス解消や時間つぶし、気を紛らわしたりするときに行います。
「行います」ってほどたいそうな行為ではないのですが。
なぜ人はプチプチを潰したくなるのでしょうか。
プチプチ


人がプチプチを潰してしまう心理を、心理学では「アフォーダンス」という言葉で説明します。

アフォーダンス(affordance)は、英語の他動詞「afford(~を与える)」から来ています。
「物体の持つ形、色、材質などの属性が、物体自身をどのように取り扱ったらよいかメッセージを発している」という考え方です。

例として、部屋があるとします。
その中には椅子と、ボールが1つ入っています。
いまこの部屋の中に1人の人が入ってきました。
その人はどのような行動をとるでしょうか。

アフォーダンスの考え方に従えば、「その人はボールを投げ、椅子に座る」が正解になります。
これは、その人が過去にボールと椅子の使い方の経験をしており、部屋にある物体のアフォーダンスから物体の本質的な使い方が呼び覚まされた、という考え方です。

もちろん「椅子を投げ、ボールに座る」という行動を取ることは可能です。しかしボールと椅子がそれぞれ「投げる」と「座る」ということを強くアフォード(=自らの扱い方を主張)しているため、1つの行動パターンに落ち着きます。それが可能だからといって全ての動作可能性の中から適当に行動を選択する、ということは起こり得ないわけです。

このように、物体自身がその物体をどのように扱うべきかを訴えている、というのがアフォーダンスという考え方です。
穴があったら頭を突っ込んでみたり、ひもがぶら下がっていたら引っ張ってみたり、非常ボタンのぽっちりを押したくなる。
そんな人間の心理です。

続きます
>>プチプチ 2
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前回の記事
>>プチプチ

人がプチプチをつぶしてしまう心理を表すアフォーダンス
ここで再びプチプチに目を向けると、ご理解いただけると思います。

柔らかくて安価なポリエチレンシート。
触ると適度に押し返される弾力性。
ポッコリ飛び出た無数のぽっちり。

まさに「つぶしてくれ!」と強くアフォードしていることが判ります。

プチプチのアフォーダンスという事に関して面白い報告があります。
生まれて初めてプチプチを目にした2歳の子どもが、何も教わらないうちにプチプチつぶしを始めた、というのです。

無垢な子どもにまで己をつぶさせるとは....プチプチ恐るべし、です。

プチプチつぶしに興じる子ども

つぶす以外に遊び方があるのかといえば、その通りなのですが。2歳児なんて何与えても遊ぶ盛りですし。

つぶす時に鳴る軽快な音と、無限に繰り返される動作に中毒性のあるプチプチつぶし。気泡緩衝材の最大手・川上産業は5年前からプチプチつぶし専用プチプチを販売しています。
無数にある気泡の中で、よく見ると1万個に1つの割合ではぁと型が混ざっていたり(見つけた人はプチラッキー)、1日1プチできる「プチプチカレンダー」などのタイプがあるそうです。
さらにこの9月には何回つぶしてもなくならない「∞プチプチ」(全5色・各819円)を発売するそうです。今回も100回に1回の割合で犬の鳴き声や電話の音などの効果音が出るオマケつきだとか。

プチプチはああいう形だからつぶすのであり、つぶされるためにああいう形になったのではないハズなのですが。

本来の用途とは全く違う方向に進化を続けるプチプチ。
速度記録を狙うため芝刈りの機能を取り除いた芝刈り機、を思い出しました。
参照:>>芝刈り機レース

↓こっちも1プチッ↓
e_02.gif 

関連項目:
>>世界最大のクロスワード
>>モンティ・ホール問題
>>おもしろ自動販売機
>>心の理論
>>ペンギン将棋倒し
>>考える人
>>スーパーマン
>>風で動くアート
>>クロニック・デジャヴ
>>ヘンペルのカラス
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