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「死を予言する猫」

アメリカ・ロードアイランド州の病院に飼われている1匹の猫が、「人の死を予言する」として注目を集めています。
「天使か?死神か?」という論争も生まれています。

州都プロビデンスにあるスティアー介護・リハビリテーションセンターの3階には、茶色と黒のぶちのある猫、オスカー君(雄、2歳)が住んでいます。
彼は2005年7月にこの施設で拾われて以来、25人もの死を「予言」してきたといいます。

Oscar:The cat that can predict death


オスカーの一番のお気に入りは、お医者さんの机の下で丸くなることと、誰もいない事務所の窓辺で日光浴をすることです。しかし彼はまた、日に何回か回診することを日課としています。

彼は入院患者たちの病室を自由に行き来し、中の様子を伺って患者のそばで鼻をひくひくさせた後、何もせずにまた出て行きます。

しかし日によっては突然患者のベッドにあがりこみ、鼻やのどを鳴らしたり、寄り添ってそのまま寝てしまうことがあります。
するとその患者は数時間後に必ず亡くなってしまうといいます。

回診するオスカー
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「オスカーが患者の横で丸くなっているのを確認すると、真っ先に医療記録の確認を行い、司祭を呼び、家族にはその人の最期が近いことが連絡されます」
こう話すのはこの施設で働くドーザ医師です。彼は『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』でオスカーの能力について取り上げた人物です。
「私達も18ヶ月ほど前から、この猫が何か特別なことを行っているのを目撃するようになりました。ここで人が亡くなることは珍しくないので、彼が死を予言する数多くの現場を目撃しました。彼の予言は絶対なので、多くの患者とその家族が最期の時を共に過ごすことができたのです」

オスカーは患者の亡くなる2~4時間前に現れ、寄り添うようにして最期の時間を過ごします。彼がここに来てから亡くなった25人のうち、最期の時にその部屋にいなかったのはたった一例だけ―容態の急変を聞いて駆けつけた親族が、猫を部屋から出すように要請したため―だったそうです。

その時も、彼は部屋からつまみ出されると病室のドアを引っかいて大きな鳴き声を出し、明らかに「自分はその部屋の中にいたい」と主張しているようだったそうです。

続きます
>>猫のオスカーのある一日 2


参照:>>ヘンペルのカラス
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前回の記事
>>猫のオスカーのある一日

ドーズ医師はオスカーについて、「彼は普段から人懐っこいわけではありません。エサをやったりすれば寄ってきますが、その程度です」と語っています。
では一体何が、オスカーを命の尽きかかっている人のそばにつなぎとめているのでしょうか。

「動物は、人が普段感じることのできない微細な化学反応の変化に対して非常に敏感だと考えられる」とリンカーン大学のダニエル=ミルズ教授は言う。
「死を間近に控えた人の体内では体が最期の蘇生を試みるために新陳代謝が活発になり、体温が上昇します。猫はこの変化を察知しているのではないでしょうか」

臭いの化学物質やホルモン、脳波から人の死が近いことを直感的に理解している、と主張する人々もいます。マサチューセッツ州サレムに住む「現代の公認魔女」(?)ローリー=カボット氏は、「オスカーは『人の親友』としての行動を示しているだけ」という説を唱えています。かつて魔女達と繋がりの深かった猫たちが使うことのできる精神との会話を行っている、というのです。
「猫の脳波は常にα波であり、β波の状態になることはありません。そして、全ての精神活動はαの状態でのみ行われます。特にα波に敏感なオスカーは人の脳波を読み取ることで人の死が近いことを察知し、その人を癒そうとしているのではないでしょうか。その人が次の世界に安心して向かうことができるように」

実際オスカーは病院の3階から出ることはありません。各階ごとにドアには鍵がかけられているためです。しかしオスカーは患者が息を引き取った後も一緒に寄り添い、葬式の列が行くのを見送るそうです。

病室の前のオスカー
オスカー

カボット氏の主張に対して、テノ医師はもう少し現実的な方法でオスカーの行動を説明します。
「オスカー自身が不吉な前兆であると考えるのは違います。彼は病院の中で生活することで病院スタッフの動きの法則性を理解し、死が近い患者のいる部屋で行われる終末医療の現場に流れる暗い空気を癒すため、ベッドの上に登ったり鼻を鳴らしたりするのではないでしょうか」

実際にオスカーが死を予言し、数時間後に家族を亡くした人の中には、猫が最期の時間に傍にいることで大きな癒しが得られた、と話す人もいます。

オスカーのいる介護施設には6匹の猫が飼われていますが、死を予言するような行動をとるのはオスカーだけです。
しかしドーズ医師がオスカーの能力について医学誌で紹介した後、世界中から「似たような力を持つ猫を知っている」という手紙やメールが届くようになりました。
もしかしたら猫にとってはもっと一般的な力なのかもしれません。

参考記事:Daily Mail 7/27
上手く訳せなかったところには(?)をつけました。

死に備えるだけの時間はたくさんあります。しかし、おそらく最期の最期、先が見えるようになる(あるいは見えなくなる)まで、人が自分の死には向き合うのは難しいことだと思います。
オスカーは自分や家族の死の内面と向き合うための準備をする時間をくれるのではないか。
そんなことを考えました。


追記:記事のタイトルは、ドーズ医師が医学誌に載せたコラムの表題から来ています。

↓猫には不思議な力があると感じたら↓
e_02.gif 

関連項目:
>>シュレディンガーの猫
>>ハムスター雑学
>>ルルドの泉
>>ペンギン将棋倒し
>>ピーターラビット
>>リスとどんぐり
>>LUCA
>>脚のない鳥
>>ラプラスの悪魔
>>雀入大水為蛤
>>ジキル博士とハイド氏
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