上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
…………………………………………………………………………………………


前回の記事 テセウスの船 テセウスの船 2

アメリカ合衆国初代大統領として知られるジョージ=ワシントンには様々な逸話があります。中でも桜の木の話は有名です。

ジョージが6歳の時、誤って持っていた斧で父親が大事にしていた桜の木の枝を折ってしまいます。彼は正直にそのことを父親に話したところ、怒られるどころかかえって褒められた、というお話です。

これは「嘘をついてはいけない」ということを子どもに教えるために繰り返し語られている有名なお話です。しかしどうやら作り話のようです。斧を手に入れたジョージがどうしても切れ味を試したくて桜に切りつけた、というのが実際のところのようです。

真相は何であれ、ジョージ=ワシントンの斧というのは有名になりました。
これを使った有名なジョークがあります。
ドラマ「Night Court」のHarry Andersonが話の掴みとしてよく使っていたものです。

「こちらにあるのが、かのジョージ=ワシントンの使っていた斧です。皆さんご存知ですよね。彼が子供時分に桜の木をちょんぎったアレです ― まぁ何年か前に刃の部分が壊れたので取り替えて、その10年位前に柄の部分も新しいのを取り付けたんですけどね」

ここで観衆は「そんなのインチキに決まってる!」と思います。
そこでハリーは得意げに続けます。

「たとえパーツは取り替えてあっても、ジョージの精神は受け継がれているのですよ」

George Washington`s ax(?)
ワシントンの斧
まるでテセウスの船の話をしているようです。

テセウスの船には別の問題もあります。
古くて取り外された部品を集めてなんとか別の船を作った場合、新しい部品の船と古い部品を集めて作った船。どちらが本当のテセウスの船なのか、という疑問です。

人の同一性にもかかわる鋭い示唆を、テセウスの船は与えてくれています。


追記:テセウス伝説にはいろいろおもしろい話が残されています。いつか神話の項目を作って取り上げたいと思います。

↓ジョージはいい子↓
e_02.gif 

関連項目:
>>ゾウを冷蔵庫に入れる方法
>>ラプラスの悪魔
>>シュレディンガーの猫
>>シチュエーションパズル
>>誕生日のパラドックス
>>抜き打ちテストのパラドックス
>>インドの魔術師
>>共感覚
>>モンティ・ホール問題
>>世界最古の計算機
>>世界最速の鉄道
>>1=2の証明
>>ヘンペルのカラス
>>封筒のパラドックス
スポンサーサイト
…………………………………………………………………………………………



| HOME |

Powerd by ratato
Copyright © 2007 知らなくても生きていける雑学がならぶブログ, All rights reserved.


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。