映画界最高の賞のひとつに
アカデミー賞があります。
映画の健全な発展を目的として、作品、監督、主演、助演、脚本、音楽、アニメーションなどの分野ごとに、その年の最も優れた作品、人物を選びます。
特に去年は菊池凛子さんが助演女優賞に、『硫黄島からの手紙』が作品賞にノミネートされるなど、日本でも大きな注目を集めました。
最高の賞があるなら、最低を称える賞もあります。
一体何をしたいのかわからない風変わりな研究に対して皮肉を込めて贈られる
イグノーベル賞。最もまぬけな死に方をして、無駄な遺伝子を後世に残さなかった人の功績を称える
ダーウィン賞。
映画界では
ゴールデンラズベリー賞がそれにあたります。
その年の最低の映画に贈られるラジー賞。
内容は完全に本家のパロディとなっています。
アカデミー賞は、実績ある映画人で構成される「映画芸術科学アカデミー」の会員の投票によって選考がおこなわれます。
それに対抗して、ラジー賞も「ゴールデンラズベリー賞財団」の会員による投票で決定されます。しかしその投票には25ドルの会費を払うだけで一般の映画ファンでも参加することが出来ます。
毎年アカデミー賞授賞式前夜におこなわれるラジー賞の授賞式では、ラズベリーの実を模したトロフィーが受賞者に贈られます。当然これはアカデミーのオスカー像を意識したもので、色も同じ金色です。
Golden Raspberry Award Oscar

ただし合金の上に24金のメッキが施されているオスカーと違って、ラジーのトロフィーの中身は普通の
ゴルフボールです。
装飾用の飾りをつけたゴルフボールを8mmフィルム巻に貼り付け、上から金色の塗料をスプレーして台所用の壁紙を巻いて名札をつけるだけ、という極めて簡素かつ貧乏臭い構造になっています。製造原価は4ドル79セント程度というウワサです。
しかし近年では8mmフィルムの生産が減少したためその価格が上昇し、それに比例してゴールデンラズベリーの価格も上昇傾向にあるのが問題になっています。
続きます
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ゴールデンラズベリー賞 2